三和興業株式会社
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SP免震基礎工法(大臣認定鋼管杭bDパイル)
※SP免震基礎工法は免震工法として大臣認定を取得したものではありません。確認申請上は大臣認定工法(bDパイル)による杭基礎となります。
※前半はbDパイルを使った地盤沈下修正工事(パブ工法)、後半はSP免震基礎工法についての説明です。
SP免震基礎工法の特徴
◆免震装置のない免震基礎工法
ローラーやゴム、ダンパ等の免震装置は全くありません。工事費は安価に、短い工期で施工を完了します。免震装置の維持管理の必要はありません。◆鋼管杭に免震効果を発揮させる設計手法
鋼管杭の優れた弾性,靭性を生かし、建物の重さ、地盤の性質、基礎形状等を総合的に最適化することにより、建物全体としての揺れを制御することで免震効果を発揮します。◆風圧力、長周期地震動にも安心
軽い建物では免震装置の風圧力による揺れを止めること、そして長周期地震動に共振させないことが、免震建物の大きな課題ですが、SP免震基礎工法では杭に働く水平地盤反力によりこの問題を解決しました。◆地盤が悪い程、免震効果が大きい
地震による被害は、軟弱地盤程大きくなります。しかし、SP免震基礎工法では、軟弱地盤程 建物に伝わる地震の加速度、揺れは小さくなり、免震効果は高くなります。◆SP免震基礎工法に使うbDパイルは国土交通大臣認定工法
砂,礫,粘土の各地盤について、大臣認定取得済ですから、全ての建物に採用できます。SP免震基礎工法Q&A
この工法を採用する場合、構造や設計への制約はありますか?
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造又、平面計画に制約はありません。
鋼管杭には変わりはないのに、なぜ免震効果があるのですか?
鋼管杭の優れた性質(弾性・靭性)を生かし、建物の重さ、地盤の性質、基礎の形状、基礎と杭との関係等を総合的に最適化する設計と計算を行い、建物全体としての固有周期を制御することにより、免震効果を発揮します。
鋼管杭や基礎の設計はどうすればよいですか?
地盤調査資料と建物設計図に基づき、全て日本ブレードパイル協会が杭と基礎設計を行います。
軟弱地盤の敷地でも大丈夫ですか?
十分可能です。軟弱地盤ほど、免震効果は高くなると考えられます。
免震工法としての費用はどれ位かかりますか?
地盤が弱く、建物を安全に支持するために杭を施工する場合は、免震のための費用は0円です。
住宅の基礎の形式はどうなりますか?
住宅の一階の床も含めて建物全体が地震動とは異なる動きをするので、ベタ基礎とします。
免震工法と耐震工法はどう違うのですか?
免震工法は地震の力を建物にあまり伝えない作り方、耐震工法は地震の力で建物が壊れない作り方です。免震工法の場合、あまり揺れないので建物の被害も少なく、室内に居ても安全なので、地震に最も安全なのが、免震工法と言えます。しかし、耐震建築の場合、ある程度大きな地震のときは室内のものが倒れたり、落下したりすることは避けられません。
SP免震基礎工法では、鋼管杭以外の装置は必要ですか?
コンクリート基礎の施工が多少異なりますが、鋼管杭以外は何の装置もありません。ですから、低価格の免震工法と言えます。
SP免震基礎工法は、杭を施工する程には悪くない地盤にも使えますか?
杭の施工法を工夫することで、採用は可能です。
既存の住宅にも採用できますか?
最適な杭配置はできないかもしれませんが、パブ工法により可能です。
免震基礎のための工期はどれくらいですか?
杭施工の時間だけですから、住宅の場合1日〜2日で工事は完了します。
鋼管杭にはどんなものを使いますか?
国土交通大臣認定のbDパイル、ブレードパイルを使います。その性能について、国が認めた鋼管杭です。施工の際、騒音、振動、残土は出ないので、何処でも工事ができます。
給排水管、ガス管の施工に何か違いがありますか?
地盤と基礎が相対変位することがあるので、その変位に追従できる形式になります。
SP免震基礎工法施工風景
●杭頭部 拡大 | ●施工中 拡大 | |
●施工中 | ||
●施工完了 | ||
●建物完成 |